埼玉県久喜市N邸  ~錆の息~

施主様とのご縁

 N邸を建築された大工さんが以前よりお付合いのある方で、その大工さんからご紹介頂きました。
 信頼する大工さんにお任せで建てられたN邸。その大工さんからの紹介ということで、施主様は私どもに庭の設計から施工まで全てお任せくださいました。施主様の期待と家と庭の相乗効果で紹介して下さった大工さんにも恩返しができるよう、デザインから作庭・仕上げまで気持ちの入った現場となりました。

鉄 錆

  この庭には石・樹(植物)に加え鉄という素材を庭に取込んでいます。どれも生きた生命体で、時と共に成長(変化)し続けます。その成長・変化こそが庭の愉しみであると考えております。取分け鉄というものは錆という形で目に見えて変化します。これは『 土に還る。』 というごくごく自然な現象で、その変化さえも美しさと捉えていただけるけるよう表現しております。
 鉄の造形作家 アインズ  松岡信夫 氏 の力をお借りして、ポスト・表札・手すり を設置。鉄という素材が庭に入るとメリハリがでて、庭の表現に広がりが生まれます。

造形作家の松岡氏による表札

(文字にモザイクをかけています) 

 

こちらも松岡氏に製作していただいた手すり(手すりには錆止め塗装が施されています)

 

Before After

施工前

施工後

庭の広さ およそ30平米

 道路境界から家まで奥行きは3.5m 上左写真 車一台が駐車可能なスペース

 こういった限られた空間に実質面積以上の庭に見せるのは、代表が得意とするところであります。  作庭は空間構成に始まります。N邸のように、塀や手すりの配置、植栽方法により広がりある庭空間を演出しています。細かなところで説明しますと境界の縁石を洗出しという工法で仕上ることで庭の一部に取込みました。(下写真左) この数㎝の幅も庭に広がりを持たせてくれます。

境界の縁石が割れていたのでを洗い出しで補修

流れの源泉

  今回この空間に、流れを表現しました。代表は、流れ・水という景色に無限の表現力を感じています。水は自然の営みに欠かせないものであり、地球の豊かさの象徴でもあります。自然を表現する者として、水は植物と同じように欠かせない自然素材であります。この表現により、そこに住まう家族が、自然に触れ喜び、楽しみ、自然への感謝が生まれることが私たちの働きと考えています。

最後に

 

 

 施主様のお子様 K君! 初対面の時からよく話しかけてくれましたね。お陰様で、完成まで毎日楽しい現場でした。
初めて訪問した時にママが6歳の誕生日で作ってくれたという段ボールでできた大きな『 6 』。この装飾された段ボールにママの愛を感じました。K君も嬉しそうに自慢げに見せてくれたね^^ N様ご家族の愛がこの庭でまた育まれますように。