埼玉県東鷲宮レストラン『 紅葉 ～くれは～ 』

お客様とのご縁

　独立して間もない頃に、ランチに立ち寄ったお店で高校時代の友人に出会いました。
この友人こそ『 創作ダイニング 紅葉 ~くれは~ 』のオーナーであり、2018年 現在 3店舗の姉妹店を
経営するK氏。今回の施主様です。
　立ち寄ったその店はK氏のお父様が経営する飲食店でした。ちょうどその頃、K氏自身が独立して新店舗を建設中。そして、外構・植栽に悩んでいるところだったそうです。この時、代表は私に作庭させてくれないかとお願いしました。植栽だけの予定でしたが、外構全体の図面を提案し、結果K氏は外構から植栽に至る作庭を依頼して下さいました。

施主様のご要望

・塀は2m近くの高さで近隣住宅から目隠しになるよう設置
・トイレ通路を装飾してほしい
・その他はおまかせ

作庭内容

・デッキサイドにはできるだけ植栽スペースを設けて憩い空間を演出
・竹垣とデッキの間1.5m、高さは2m以上となる竹垣は、
　　お客様に圧迫感をあたえてしまうので竹垣を透かし、竹垣下に隙間を作る
・循環式の流れを設置
・トイレ通路は焼大谷石という貴重な石を敷いて園路を演出

  焼き大谷石

焼き大谷石とは従来の大谷石を陶芸で使用する釉薬をかけて釜で焼き上げるというもの。
今では制作している工場もなく（私の知る限りでは・・・）貴重な資材となってしまいました。

　お引き渡し後

　開店のその日まで、夜間工事をしながら無事施主様に引渡しできました。夜間工事中に差し入れ頂いた  ” 紅葉スパゲッティ ” は体も心も温まりました。
代表は、今でも『くれは』に行く度このスパゲッティを注文しています。
　開店後はデッキスペースがすぐに満席になると施主様にお聞ききし大変嬉しく思いました。
『 木陰に生まれる澄んだ空気と水の流れを楽しみながらお食事を。 』という私達のコンセプトがお客様に伝わった瞬間でした。現在は人気店となり、座席数を確保するためデッキスペースは店内座席となりました。それでも流れや庭を愉しめるようにと大きな窓にしていただいています。 開店以来、定期的に庭園管理をさせていただいております。是非一度足をお運び下さい。