栃木県足利市U邸『石室のある庭』

お客様とのご縁

 代表がお世話になっている地元の先輩が今回の施主様です。仕事柄、ご自宅はこだわりある外観。室内も建具や照明・壁・廊下など細部にまでこだわりが感じられる施主様の思いが詰まったお宅です。
 そんな施主様は骨董に造詣のある方で、すでに石塔や置物などをストックしており、庭にそれらを設置することをご希望でした。また、「古墳のようなものが庭の片隅に欲しい。」とのご希望もありましたので、チャート石で石室の様なものを提案しました。石材はほぼ施主様が用意されたもので作庭しております。

 

Before  After


befor

after

作業中

 施主様には施工中、私(mami)では出来ない作業をご自身の仕事の合間にパパッと手伝っていただき、
「親方~次は?」「親方~ちょっと確認を~」などと積極的に協力いただき、お陰様で仕事も順調に進みました。
代表はプライベートでもお付合い頂いている施主様との作業がとっても楽しそうでした。「俺もこだわる方だから、こだわる男が好きなんだよ。」との声を頂き、そんな代表と仕事ができることを嬉しく思った現場でした。

水脈整備

アスファルトを掘削し植栽穴

石・炭・幹枝を敷き空気層を作る

水脈整備を施した場所に植栽

  水脈整備 の写真です。写真中央のように石や砂利、幹枝葉を混ぜながら植え底に空気層を作ります。植物の健全な生育には土中環境がとても大切です。植物の根には水だけでなく空気も必要です。この考えのもと、空気を根に送るためにこの水脈整備を各現場にて実施しています。この植栽帯は周囲がアスファルト舗装になっていたので、土は固まり、水はけの懸念がありました。板塀の前後に植栽することで庭の深みを演出するため施主様も外回りの植栽を希望してくださいました。よって上右写真のように板塀の外回り全体に水脈整備を施して植栽しています。

廃材の利用

土管を切断して組合せ

黒漆喰で仕上げ

早速水遊びが始まりました

 作庭中に出てきた古い土管。施主様はメダカや金魚などを飼われており、写真のように蓮の栽培も楽しまれているので、施主様と相談しながら、写真のような睡蓮鉢に仕上げてみました。お子様の水遊び場にもなりそうです^^

最後に

 完成後には関係者の方々から嬉しい評価をいただきましたが、これは施主様の熱意により収集された材料のお陰で、施主様に喜んでいただける庭となりホッとしております。次期工事として玄関周りの作庭も依頼頂きありがとうございます。
 施工後は主人だけでなく、家族ぐるみでお付合い頂いて大変嬉しく思っております。今後ともよろしくお願いいたします。