栃木県佐野市T邸『黒版築と鉄』

お客様とのご縁

 建築関係のお仕事をされている施主様で、ご自宅はこだわりの建築。外構屋さんを調べていたところ、版築を取入れたいというお考えから、「版築」でヒットした当社のホームページをご覧になりご連絡いただきました。『その家のこだわりは外構(外観)で左右される。』と意識されている施主様。家と庭(外構)を一つのものとしてお考えの言葉に代表の心が温かくなる初顔合わせの日でした^^

Before After

施工前

施工後

版築土塀

 施主様ご要望の版築。特注のステンレス柱に挟まれる形の版築土塀は、ステンレスとの相性を考え、今回は色粉を使って黒版築(見た目はグレーです・・・)で仕上げました。下方20cm程浮いている状態で、内側のスロープ脇にも植栽できるよう考えたデザインです。

流れ版築土塀の芯に鉄筋を配置

ポスト設置中

表札&ポスト:㈲アインズ制作

流れ

 水の流れは子供がとても喜びます。作庭志稲田は庭を情操教育の場ということも意識して作庭しております。
子どもは素直で美しいです。施工中から作庭する場面をワクワクドキドキで見ています。
水が流れ出すと『え~ どこから流れてきてるの~?』と目を丸くしながらのぞいています。

  芽が膨らみ葉が開き。
    暖かな日差しの中、花が咲く。
      葉が茂り木陰を作りその下で水遊び。
        葉の色付きに目を愉しませ、木の実が落ちる音に耳を傾ける。

  
そんな自然を身近に感じて、心豊かに成長してくれることを願っております。

井戸水の配管を流れのもとへ

橋の上から流れをのぞくお子様

加工した御影石の上に洗出し土間

最後に 

 打合せから着工に至るまでの期間お待ちいただいたこと恐縮しております。デッキや境界の塀などは施主様のお知り合いや家族で施工予定。玄関前のスロープは当社と施主様で共同施工しました。ハードウッドのスロープは施主様が、その下の基礎を版築で当社が施工。他にも施主様は奥様ご要望の畑(家庭菜園)などお忙しい中、休日返上で作業しておりました。そんな時は、一緒に休憩。そこでの会話は無論建築のあれこれ。出てくる建築用語に私は??? 施主様と主人は熱いトークに発展しておりました。一部デザイン変更等がありましたが代表のこだわりを聞き入れて下さいました施主様には心より感謝いたしております。ありがとうございました。